NAJC会長のメッセージ 2022年2月

私は会長のメッセージを書き終えた後で悲しい知らせを受け取りました。鹿毛達雄氏が亡くなりました。コロナウィルスのパンデミックが始まる前まで、鹿毛さんとはいろいろな会合でお会いすることがありました。Continue reading

NAJC会長のメッセージー2021年ホリデーシーズンに向けて 

クリスマスとハヌカ(ユダヤ教の光の祭典)のライトと飾り付けが家々に見られるようになり、祝祭シーズンが近づいてきました。誰もが明かりと希望を切望しています。私たちは新型コロナの大流行に対処してきましたが、最近のオミクロン変異株のニュースで、引き続き予防策を講じる必要があります。Continue reading

NAJC 会長のメッセージ 2021年8月

ロリン・オイカワ 夏の楽しみの一つは果物と野菜です。マーケットで好きな果物や野菜を見つけるのが大好きですが、家庭菜園にはかないません。おばあちゃんの育てた野菜と、一緒に過ごした時間を懐かしく思い出します。最近、キャムループスの両親を訪ねた従姉妹から箱が一つ届きました。驚いて箱を開けると真っ赤なトマト、ピカピカ光っている日本のナス、キューリ、大きなズッキーニがはいっていました。叔父さん、叔母さん、有難うございます。もちろん、送ってもらった野菜を使って料理するのは楽しいですが、COVID-19以前の普通の生活が戻って来るのを見るのがうれしいです。家族が訪問し合うようになりました。 パンデミックのロックダウンの時に出来なかったことを取り戻そうと、以前の生活習慣に帰りたい気持ちはわかります。しかし、デルタ株が急速にカナダ全土で拡散しています。米国疾病管理予防センター(CDC)によると、デルタ株の感染力は水疱瘡に匹敵し、感染者一人が9人に感染させるそうです。COVID-19の原型の感染力は2人で、普通の風邪と同じ程度でした。ワクチン接種率の低い地域がデルタ株に一番危険で、現在COVID-19の重症患者はワクチン未接種の人が大部分です。先ずは医療機関の助言を実行してから旅行や会合を楽しんでください。周囲にワクチン未摂取の人がいれば、接種を勧めて下さい。建物内でマスクを着用し、他人との距離をとり、密を避け、手を洗ってください。 直接あって話は出来ませんでしたが、セツコ・サーロウと電話で話ができてよかったです。セツコ・サーロウは「核兵器廃絶国際キャンペーン」がノーベル平和賞を受賞した時に団体を代表して賞を受け取った二人のうちの一人です。彼女は2021年8月6日の「地球に希望を」オンライン式典で話をします。式典は広島・長崎原爆投下を追悼し、核兵器の無い世界実現のための努力を決意するものです。彼女はオンライン式典で皆さんにお会いしたいとして、次のメッセージを寄せています。「私は76年前の1945年8月に広島で被爆しましたが、生き延びました。しかし何十万という人たちが無差別に虐殺されました。その時生き延びた人たちと同じように、私はこの人達の死を無駄にはしないと誓いました。私は死ぬまで、核兵器の危険の警鐘を世界に訴え、私たちの受けた苦しみを人々が再び受けることがないように、死ぬまで働き続けると誓いました。広島、長崎でなくなった人たちを悼みましょう。今年、核兵器禁止条約が発効しました。核兵器は今までも道徳に反したものでしたが、現在は違法となりました。世界中の核兵器廃絶運動家はこの条約の発効に大変勇気づけられ、条約の権威によって後押しされました。以前にもまして力を結集して、核兵器なき世界、という究極の目的に邁進したいとおもいます。」 2021年8月6日東部夏時間(EDT)午後7時の式典の登録はここからお願いします。NAJCは式典のスポンサーです。 https://bit.ly/3xnopmO NAJCはオンラインプログラムを継続しています。NAJCウェブサイト https://najc.ca/online-programs/ で新しいプログラムを見つけてください。ここには過去のオンラインプログラムの録画とインタビューもあります。NAJCのユーチューブ https://bit.ly/3bTpbA1 にも録画とインタービューがあります。 このサイトにある録画の一つが「不正義の風景データベースと家族の歴史の共有」オンラインイベントです。7月末に、NAJCと不正義の風景プロジェクト・マネジャーのマイケル・アベが司会をして、パウエル・ストリート祭りに合わせておこないました。中央バンクーバー島日系カナダ人文化協会(ナナイモ)会長のタミー・ヒラサワ、彼女の母ジョイス・ヒラサワ(旧姓フジマガリ)の他の家族が三世代の視点から家族の歴史を話しました。NAJC事務局長ケビン・オカベがオカベ家とナガサカ家の話をしました。また不正義の風景データベースの活用についても話しました。このイベントの録画はここにあります http://bit.ly/LOIdata。 NAJC は人権問題についても発言を続けています。連邦政府議会下院は 8月 1日をカナダの黒人コミュニティーを祝う「解放の日」に正式に制定しました。1834 年 8月 1日にカナダで奴隷制度が廃止されたことを記念しています。 https://www.canada.ca/en/canadian-heritage/campaigns/emancipation-day.html 8月9日は「世界先住民の日」です。NAJCはみなさんがカナダ先住民の歴史を知り、「真実と和解委員会報告書」の「行動勧告」http://trc.ca/assets/pdf/Calls_to_Action_English2.pdf  を学ぶことをお勧めします。NAJCは他の日系カナダ人団体と一緒に「寄宿舎学校生存者を支援するための公開書簡」を支持しています。あなたの支持を表明するために、公開書簡にここから署名できます https://bit.ly/3lmariL 。寄宿舎学校のことを知り精神的苦悩を経験している人は「寄宿舎学校危機ライン(Line 1-866-925-4419)」から24時間カウンセリングを受けられます。 NAJCはニュースをメールで配信しています。申込みはhttps://najc.ca/subscribe/ からお願いします。カナダ各地の日系人コミュニティーでいろいろなイベントを企画しています。ここから見つけて支援してください。https://najc.ca/member-organizations/ NAJC全国理事会は皆様が楽しい8月を過ごすことを願っています。シニア、自宅で療養中の人、一人住まいの人などが無事に過ごしているか見守って下さい。今年は熱波や異常気象が多く、特に心配です。ではお気をつけて。Continue reading

NAJC会長のメッセージ  2021年7月

新型コロナウィルス・パンデミックで暗かった一年も、やっと明かりが見えてきました。ウィルスの変種や、まだワクチンを摂取していない人など、気をつけなくてはいけないことはありますが、私達の生活は次のステージに入っていくと思います。Continue reading

NAJC会長のメッセージ 2021年6月

ロリン・オイカワ 6月は夏至があります。一年で一番日が長くなります。COVID-19パンデミックの見通しにも光が見えて来ました。ワクチン接種が進み、毎日の感染者数が減少しています。随分と長かったですが、もうすこし警戒を怠らないようにして、また感染者数の波が来るのを防ぎましょう。保健所の命令に従い続け、あなた自身とあなたの大切な人々の安全を守りましょう。 NAJC全国理事会にナオミ・カツミが書記として加わりました。最近の補欠選挙の結果です。ナオミはオタワの日系人コミュニティー、オタワ日系人会、女性ホッケーリーグ、そしてオタワ・アジア・ホッケー・リーグの組織者として長いことボランティア活動をしてきました。また最近はNAJC全国理事会のメンバーシップ委員会の委員もしていました。ナオミのボランティア活動にたいして、カナダ総督ボランティアメダルが授与されています。私たちはNAJCのボランティア理事会の一員としての活躍を期待しています。 先月、NAJC全国理事会の前理事、エイコ・エビーが「日系カナダ人生存者のための健康と福祉基金」のプロジェクト担当マネジャーに任命されました。この任命については、NAJCウェブサイトに記事が載っていますからご覧ください。エイコは豊かな経験を生かして、「日系シニア健康ケアと住宅協会」と協力してカナダ各地の日系カナダ人コミュニティーにアウトリーチすることでしょう。 NAJCでは10週間のフルタイム・コントラクトポジションとしてNAJC事務局事務職を公募しています。これはカナダ夏季就職プログラムの一つで、応募資格は15歳から30歳までのカナダ市民か永住者です。NAJCの活動を知る良い機会になります。6月中になるべく早く雇用したいので、希望者はこのNAJCウェブサイトから詳細をご覧ください。 NAJCが参加する行事がいくつかあります。6月10-11日の反アジア人種差別主義フォーラムは、二日間のバーチャルイベントで、ブリティッシュ・コロンビア大学の企画です。私も運営委員会に参加してきており、カナダで進行中の反アジア人種差別の危機に対して率直な会話ができるスペースを作る上でNAJCが示唆を与えられることを嬉しく思っています。このイベントに関する最新情報を受け取るためには、以下のサイトに申し込みをしてください https://bit.ly/3emrsp7。 G.G.ナカヤマによる性的虐待の被害者を支援するためのNAJCとカナダ・アングリカン教会との合意に基づいて、6月26日に会合があります。ナカヤマは1934年から1994年まで、アングリカン教会牧師を努めていましたが、日系カナダ人少年を性的に虐待しました。2021年6月26日にこれに関する会合があります。また、日系カナダ人ワーキング・グループが「アングリカン癒やし基金」を創設します。会合には https://najc.ca/learn-about-the-anglican-healing-fund/ から事前登録できます。それから、次の二つの締め切りが近づいていますのでご注意ください。 NAJC寄贈基金による支援プログラムの応募締め切りは2021年6月30日です。支援プログラムは団体、グループ、個人を対象にして日系カナダ人の文化を発展させることを支援し、日系カナダ人アスリーツ、芸術家、研究者を支援します。よく質問される項目に対する回答と説明会の記録はNAJCウェブサイト https://najc.ca/funds-and-awards/najc-endowment-fund/ にありますのでご覧ください。 ゴードン・ヒラバヤシ博士人権賞の推薦締め切りは2021年6月30日です。ヒラバヤシ博士は1942年にまだ大学生だった時に、米国政府の日系アメリカ人にたいする夜間外出禁止令を自ら破り、アメリカ人としての人権が侵害されたと連邦政府に挑戦しました。ヒラバヤシ博士は、その後のアメリカとカナダでの活動も含め、その勇気とリーダーシップに対して広く敬愛を集めています。この賞に関する詳細はNAJCウェブサイト https://najc.ca/funds-and-awards/dr-gordon-hirabayashi-human-rights-award/   をご覧ください。 先月はアジア文化遺産月間でアジア系カナダ人のいろいろな物語が語られました。しかし、カナダとカナダを形成している人たちについて学ぶことは、常に行われなくてはなりません。アジア系カナダ人のカナダ社会への貢献を広めることは、一般カナダ人のアジア系カナダ人に対するステレオタイプや人種差別を打ち破り、人々を敬愛する社会を発展させるのに役立ちます。NAJC関連のイベントはNAJCウェブサイトのオンライン・プログラムに載っています。過去のイベントは終了イベントのセクションに記載されています。新しいイベントが常に追加されるので、https://najc.ca/online-programs/ をご覧ください。またNAJCのユーチューブもご覧ください. https://bit.ly/3bTpbA1。 NAJC電子ニュースはこちらから購読できます https://najc.ca/subscribe/。 新たな試み、イベント、様々な機会、そしてニュースに関するアップデートをお見逃しなく。全国理事会は、皆様が安全で楽しい6月をお過ごしになり、増えた日照時間を楽しまれることを願っています。      Continue reading

Session on Domestic Violence (in Japanese)

Organizers:  Jamsnetcanada, NAJCDo you think you know!?  What is DV (Domestic Violence)?Saturday June 19, 202119:00-20:00 ET (Ontario time)Free, Canada wideContents:  What is DV?                   DV accusers characteristics                   DV victims characteristics                   What to do?Presenter:  Takanori KugeOntario certified psychotherapist, M.A.(counseling)Since 2006, working as counselor/psychotherapist at Japanese Social Services (JSS), non profitable counseling social work agency). Experience various counselling including...Continue reading

カムループス・カナダ先住民寄宿舎学校における悲痛な発見に関するNAJCの声明

全カナダ日系人協会全国理事会は、ツケンルプ・テ・セクウェペンムク・ファースト・ネーション領土にあり、1978年まで運営されていたカムループス・カナダ先住民寄宿舎学校から家に帰ることのできないまま死亡した215名の児童を忘れません。私たちは215名のお子さんを亡くされた遺族、寄宿舎学校の生存者とその家族、そして他にも寄宿舎学校からお子さんが戻ることのなかった家族のお気持ちを察しいたします。「真実と和解委員会」はカナダ全国の先住民寄宿舎学校で亡くなった児童は3,000人にのぼると報告しています。亡くなった児童の多くは墓碑もないまま埋葬されました。最後の寄宿舎学校が閉鎖されたのは1996年でした。 NAJCは「カナダ和解連盟」と「先住民寄宿舎学校生存者の会」からの招待を受諾して、「真実を探し、死者を悼み、責任を明らかにする」旅に参加することにしました。この旅に参加中はオレンジ色の衣服をつけて、皆との連帯を表明します。6月21日のカナダ先住民の日は、私たちがカナダ先住民の人たちとの連帯を表明出来る日です。皆様にカナダ先住民への支援をお願いします。 「意味のある行動を起こしてください。カナダ人はカナダ先住民との和解をしっかりと受け止め、先住民の歴史を学び、「真実と和解委員会」の行動計画を実践しなければなりません。」とNAJC会長ロリン・オイカワは述べています。 寄宿舎学校の経験でトラウマを持つ人のために、寄宿舎学校緊急電話サービス1-866-925-4419が24時間設けられてあります。

ブリティッシュ・コロンビア州が過去に日系カナダ人を不正に扱ったことを認める第一歩を踏み出す

ブリティッシュ・コロンビア(以下、BC)州政府は「日系シニアズ住宅ヘルスケア協会(the Nikkei Seniors Health Care and Housing Society、NSHCHS)」に200万ドルを提供します。これは第二次世界大戦中にほぼ22,000人の日系カナダ人が強制収容によって被った精神的苦痛を忘れないようにするためのBC州政府の約束を示す一つです。 BC州政府人種差別対抗活動担当の議会事務局長であるラクーナ・シンは次のように述べました。「BC州政府は第二次世界大戦中に日系カナダ人が被った不正に政府が関与していたことを認める。この最初の支援金は日系カナダ人社会が被った心的外傷が継続していることを認めるための第一歩である。われわれはこれから一年の間、全カナダ日系人協会と協力して、2022年以降にどのように日系カナダ人の被った苦難の歴史を認識していく機会を作っていくか検討する。」 NSHCHSはこの200万ドルを日系カナダ人の収容施設経験生存者の健康と福祉のためのプログラムを開発してサービスを提供するために用います。NSHCHSは全カナダ日系人協会(NAJC)と協力して、NSHCHS以外の日系人組織で収容施設経験生存者を支援している組織にも資金を提供します。 「1940年代に数千人の日系カナダ人が被ったひどい損失は、今日でもコミュニティに影響を与えており、多くの人が永続的な健康問題とトラウマを経験しています」と保健大臣のエイドリアン・ディックスは述べています。 「この資金は、抑留された生存者に切望されていた健康とウェルネスのサポートを提供し、彼らがコミュニティの他の人々とつながり、健康を維持し、今後数年間自立し続けるのを助けます。」 この資金は、これらのセンターが支援された自立生活の高齢者や地域社会のためのプログラミングを強化するのに役立ちます。これには、認知症やパーキンソン病の患者へのサポート、現在の問題や懸念についてのコミュニティトーク、高齢者の健康と健康を維持するための運動クラスが含まれます。 「トラウマは世代に影響を及ぼします。私たちは何度も何度も見ています」と、高齢者サービスおよび長期ケア担当国会議員のマーブル・エルモアは述べています。 「だからこそ、今日はとても重要です。私たちは、現在高齢者である日系カナダ人の癒しと承認の旅に必要なステップを認識し、これらの歴史的な過ちを被った生存者への約束を確実に果たす必要があります。」 この基金はBC州司法省が、第2次世界大戦中の日系カナダ人強制収容の結果もたらされた心的障害を認めて、日系カナダ人コミュニティーに対する責任を表明する第一歩です。また、これはNAJCからの日系カナダ人強制収容経験の生存者に的を絞った政策が必要であるという勧告に対する回答です。 NAJC会長ロリン・オイカワ 「NAJCは日系カナダ人の歴史を保持し、皆に伝え、現在と将来の不正を阻止するための活動をしています。この活動の中で、過去の不正を経験した日系カナダ人の生存者のことをいつも気にかけています。この人達が過去において否定された支援と尊敬を私たちは回復します。」 NAJC・BC州リドレス委員会・委員長スザン・タバタ 「この基金をもとにして、NAJCはコミュニティパートナーと協力して、日系カナダ人シニアを支援するプログラムを続けます。世代間心的外傷への対応、認知症介護サービス、コミュニティー介護サービス、オンラインによるデジタル拠点、などの活動をCOVID-19環境を考慮に入れて行います。」 日系シニアズ住宅ヘルスケア協会・会長ルース・コールズ 「日系カナダ人シニアは苦難に満ちた経験をしているので、特別な支援が必要です。日系カナダ人シニアは、自宅から追い出され、収容所に隔離され、財産を没収されて強制的に売却され、BC州以外の土地に追放されました。このため、教育は中断され、友達と離別し、経済的に困窮し、健康に問題が生じ、恥辱を受けました。そして、これらの問題に解決がないままでした。 日系カナダ人シニア メアリー・キタガワ 「現在生存する日系人差別の経験者は、第2次世界大戦中はまだ子供でした。しかし、祖父母と両親の経験した苦難の歴史を担って生きてきました。」 日系シニアズ住宅ヘルスケア協会・前会長キャッシー・マキハラ 「この基金は緊急性の高いことに使用されなければなりません。基金は日系カナダ人コミュニティーが参加して運営するものですから、各地の日系カナダ人コミュニティーが特定した緊急性の高い活動に使われます。」 背景 2019年10月に発表されたNAJC報告書「ブリティッシュ・コロンビア州の日系カナダ人に対して行われた歴史的な不正行為を正すための勧告報告書、日系カナダ人社会の公聴会報告」からの抜粋 2012年5月7日に、BC州議会は次の動議を全会一致で可決した。「太平洋戦争中に連邦政府の戦時特別法の下に21,000名あまりの日系カナダ人がBC州内陸部の収容所に収監され、資産を没収されたことにBC州議会は謝罪する。日系カナダ人が日本人を祖先に持つというだけで差別されたことを深く後悔する。BC州は先祖のいかんにかかわらず、すべてのカナダ人を歓迎し、敬意を払う。」 この動議を可決したあとでBC州は動議の内容を具体化する施策はほとんど取らなかった。動議で一番重要なことは、BC州政府が誤りを犯したことについて言及しなかったことであった。 2018年4月19日にNAJCはBC州州政府に過去の州政府の過ちを正すための方法とその範囲を日系カナダ人社会と話し合うことを正式に要請した。2019年3月20日に州政府はNAJCと契約を結んだ。この契約はNAJCが日系カナダ人の公聴会を開き、州政府の2018年の謝罪を日系カナダ人社会にとって有意義にするために州政府がどのような活動をしたらよいかについて意見を集めて検討し、州政府に勧告案を提示するというものであった。 BC州政府の支援を得て、全カナダ日系人協会(NAJC)は大規模な公聴会を開いた。公聴会にはBC州の9箇所で行った日系カナダ人の公聴会、オンラインによる公聴会、オンライン調査、個人と団体からの書類による意見書がふくまれている。公聴会は2019年4月から9月に行われた。公聴会に参加した人は皆、次の質問に答えることを要請された。「あなたは日系カナダ人社会を壊滅させたBC州政府による人種差別と不正義な政策の歴史を正すために、BC州政府は何をすべきだとおもいますか?」 2019年10月、NAJCは公聴会に基づいた報告書、「BC州の日系カナダ人に対して行われた過去の不正をただすための勧告:公聴会報告」をBC州政府に提出した。上記のプレスレポートの内容はこの報告書に対するBC州政府の最初の回答である。

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