NAJC会長のメッセージ

ロリン・オイカワ

春が来ました。西海岸ではクロッカスと水仙が咲き、もうすぐ桜も咲きます。平安朝(794年から1185年)の昔から日本人の心を捉えてきた桜は、カナダ太平洋岸でも同じように人の心を捉えます。日本では、今年はCOVID-19パンデミックのために桜の木の下での花見の宴会はしないようにと政府が忠告しています。

カナダでも桜の咲くところが増えています。COVID-19対策(マスクをする、集会を避ける、他者との距離をとる、手を洗う)を怠らずに花見を楽しんでください。ワクチンの摂取がカナダ全土でCOVID-19のハイリスクグループから始まりました。しかし、感染爆発と関連するCOVID-19変異型の感染数が増加しています。

アジア系アメリカ人、アジア系カナダ人は、米国アトランタ市で起こった暴力行為にショックを受けました。この事件で死亡した8人にうちの6人がアジア系アメリカ人女性でした。事件の背景を警察が調査中ですが、米国とカナダのアジア系住民はこのような事件が起きたことを恐れています。COVID-19パンデミックと同時にアジア系住民を対象にした攻撃が増加しています。反アジア人種差別は新しいものではありません。レトリックと戦術は私たちが以前に見聞したものに似ています。少数派カナダ人の個人やグループにパンデミックの罪を負わせています。自分たちと違う「他の人たち」を作って差別しています。この「他の人たち」に対する抗議は個人への暴力、落書き、器物損壊、ジョークなど様々です。ソーシアルメディア上の攻撃も増えています。カナダ人種関係基金とYWCAがオンラインのヘイトスピーチや人種差別に対抗するサイト#blockhate を始めました。

1800年代からカナダに移民してきた日系カナダ人は、人種差別を経験してきました。1907年にはバンクーバーで反アジア人暴動が起きました。日系カナダ人を対象にした人種差別政策は継続し、第二次世界大戦の間にその不正義が拡大していきました。1942年には日系カナダ人は家から追われ、財産を没収され、強制収容所に入れられました。太平洋岸に戻れたのは戦後4年もたってからでした。

他のアジア系カナダ人も人種差別の経験をしました。アジア系カナダ人といっても多様ですが、反アジア系人種差別の対象になったという共通点があります。私達はこれからもアジア系カナダ人を一様に見るような偏見をなくし、カナダの人種的少数派の人たちが、カナダ社会の片隅に押し込められてしまわないような社会を作る努力が必要です。人種差別を助長するような環境を無くしていかなければなりません。

NAJCは教育活動を通して、私たちの差別の物語りを共有し、お互いに受け入れられる安全な場所を作っていきます。

NAJCは新移住者のための人種差別問題の討論会を日本語で開きます。マリコ・カゲが講演します。どうぞ登録してご参加ください。

2021年4月17日(土曜日)午後1時(パシフィック時間)午後2時(マウンテン時間)、午後4時(東部時間)から始まる90分のズーム会合です。

登録は http://bit.ly/30TLgZC でお願いします。

NAJCではオンラインのプログラムを企画しています。ここをご覧ください。

http://najc.ca/online-programs/  またNAJC電子ニュースの申込みは次からお願いしますhttp://najc.ca/subscribe/

NAJCが4月に行なうオンラインプログラムについては順次お知らせします。また5月はアジア継承文化月間です。

NAJC寄贈基金の援助金プログラムの締め切りは2021年6月30日です。この基金の目的は日系カナダ人コミュニティーの育成です。「文化関連開発プログラム」は日系カナダ人文化と伝統を育成するプロジェクトを行なう個人と団体を支援します。「スポーツ、教育、芸術開発プログラム(SEAD)」は日系カナダ人の運動選手、芸術家、研究者を支援します。このプログラムは奨学金、教育給付金の代わりになるものではありません。現在のNAJC寄贈基金委員会の委員はサラ・マツシタ、スー・ドイ、ユカリ・ピアレスです。この委員会で援助金プログラムについて関心のある方に説明会をオンラインで実施する計画ですが、日時は未定です。この二つのプログラムの詳細、応募条件等については次をご覧ください。http://najc.ca/funds-and-awards/

ゴードン・ヒラバヤシ人権賞の締め切りは2021年6月30日です。応募資格はNAJCの使命の一つである「カナダに於ける平等な人権と自由、特に人種的、民族的少数派の人権と自由、を保障するための努力をしている」カナダの個人および団体です。この賞の詳細は次のNAJCウェブサイトを御覧ください。 http://bit.ly/NAJCHRaward

では皆様、お元気で、春をお楽しみください。

全カナダ日系人協会全国理事会


「ザ・ブレティン」がちょうど印刷に回った時、次のニュースが入って来ました。カナダ・アングリカン教会とNAJCは、G.G.ナカヤマの行為で傷づいた人たちを癒すための支援をすることで原則合意に至りました。この合意文書はNAJCウェブサイト、najc.caに掲載されます。

 

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