NAJC会長のメッセージ 2022年2月

ロリン・オイカワ

私は会長のメッセージを書き終えた後で悲しい知らせを受け取りました。鹿毛達雄氏が亡くなりました。コロナウィルスのパンデミックが始まる前まで、鹿毛さんとはいろいろな会合でお会いすることがありました。しかし、安全のためにこのような会合はなくなりました。私はこのような規制を支持しますが、人と会って話をしたり、ハグしたり出来なくなって残念です。私が如何に皆と会って話をするのが好きだったか今になってよくわかります。

時々電話機を取ってジーン・カミムラの電話番号を押そうと思って、そうだジーンはもう亡くなっているのだとはっとすることがあります。ズーム会合で「カナダ人権と自由憲章」について話す時には、周囲を見渡してゴードン・カドタの面影を探します。こんな会合でゴードンはきっとオタワのカナダ人権と自由憲章委員会にNAJC代表団を率いて出席したときの話をしたでしょう。次にパウエル街祭りでブースの世話をする時は、きっと鹿毛さんも居たらいいなと思うでしょう。鹿毛さんはGVCCCAのブースを、それもいつも午前中にブースを開く時に私を手伝ってくれました。

私がGVJCCAの会長と人権委員会委員長をしていた時に、いくつかのプロジェクトで鹿毛さんと一緒に仕事をしました。鹿毛さんは1990年代にその委員会を設立しました。1980年代にはリドレス運動で活躍し、NAJCリドレス施行プログラムのコーディネーターに任命され、個人補償の願書提出者を手伝いました。また、NAJC全国理事会の理事となり移住委員会と人権委員会の委員長になりました。これらNAJCに対する功績でNAJC名誉諮問委員に任命されました。鹿毛さんは皆に惜しまれています。鹿毛さんのご家族に、鹿毛さんを、私たちの活動のために支えてくださったことを感謝申し上げます。鹿毛さんのご家族と一緒に鹿毛さんの思い出を共有したい方は次のウェブサイトを訪問してください。https://www.korucremation.com/obituaries/tatsuo-kage/

日系人の歴史でまだ私たちが聞いていない話がたくさんあります。そして年ごとに歴史の当事者から直接に話を聞く機会が失われていきます。

80年前の1942年、22,000名の日系人が強制的に自宅から追い出され、財産を没収され、収容所に監禁され、追放されました。これら日系カナダ人(赤ん坊から高齢者まで)に対する政策は、国家の安全という名目で行われましたが、実際は人種差別に基づいたものでした。カナダ軍およびRCMP高官は日系人が国家の安全を脅かす存在だったことはないと証言しています。実際、日系人でカナダに対するスパイ行為、または攻撃で起訴された人は一人もいません。

2022年を通じて、NAJCは皆様と80年前に起こった重要な事柄を振り返ってみようとおもいます。NAJCのソーシアル・メディアとウェブサイトに注意していてください。例えば、1942年2月26日に日系人の大量強制移動が始まりました。自宅退去に24時間しか余裕のなかった人たちもいました。自動車、写真機、ラジオはカナダの安全を保護するために押収されました。夜間外出禁止令も施行されました。

人種差別はなにも1942年の日系人に限ったわけではありません。人種差別はカナダの先住民や人種差別の対象になった新規移住者に対しては日常茶飯事でした。1942年に始まった日系人の収容所監禁は、第二次世界大戦終了後4年も経過した1949年まで続きました。1942年に始まった日系人に対する人種差別もカナダの歴史の一部です。私たちは日系人の歴史が広くカナダ人に共有され、二度とカナダの他のグループや人々が同じような経験をしないように努力しなければなりません。

NAJCは皆様のお一人お一人の話を聞きたいと思います。あなた個人に、あなたの家族に1942年以降何が起きましたか? 私たちは、皆様のお話を日系人社会で共有するために、あらゆる機会を使いたいとおもいます。あなたは、あなたの家族はどのようにNAJCに関わってきたのかという話も聞かせてください。NAJC設立75周年についてのあなたの思いをお聞かせください。2月号のザ・ブレティンにNAJC人権委員会がNAJC創立委員の一人であるロジャー・オバタの話を載せています。今年はいろいろな話を掲載していきます。あなたの話、または話についてのアイデアをお持ちの方は次までご連絡ください。national@najc.ca

あなたの住む地域にあるNAJC加盟団体の活動についても調べてください。加盟団体はあなたが活動に参加することを歓迎しています。地域のNAJC加盟団体のリストは次に載っています。  http://najc.ca/member-organizations/

NAJC寄贈基金の奨励金願書締切は、今年は2022年3月31日太平洋時間午後11時59分です。願書はNAJCウェブサイトhttp://najc.ca/funds-and-awards/najc-endowment-fund/ にあります。NAJC寄贈基金委員会は奨励金の説明会を今月に予定しています。詳細は私たちのウエッブサイトに掲載し、NAJC電子ニュースでお知らせします。

サーリー博物館の新しい展示、「破られた約束」についてお知らせできるので大いに興奮しています。この展示は1940年代に収容施設に監禁された日系人7家族の個人的な話です。展示物は日系博物館、王立BC博物館と「不正義の風景研究用収集」の協力で選ばれたものです。NAJCは「不正義の風景」プロジェクトの提携団体です。

私は長い間サーリーに住んでいて、サーリー市とサーリー博物館と協力して、サーリーに住んでいた日系人、特にパイオニアたちの話を皆と共有するための努力をしてきました。サーリー博物館はサーリーに住んでいた日系人の話を一箇所にまとめて展示しています。日系人関係の展示は2022年2月5日から4月24日までです。メトロ・バンクーバーにお住いの方はどうぞ博物館まで足を伸ばしてください。それ以外の地区の方のために、2月末からバーチャル・ツアーが始まります。詳しくは下記をご覧ください。 https://www.surrey.ca/arts-culture/museum-of-surrey/exhibitions/broken-promises

NAJCの行事、ニュースはNAJCウェブサイト、またはNAJC電子ニュースから見つけられます。電子ニュースの申込みは下記からできます。 http://najc.ca/subscribe/

NAJC全国理事会は皆様が素晴らしい2月をお過ごしになることを願っています。家族の日、マニトバ州のルイ・リエルの日をお楽しみください。NAJCは黒人の歴史月間、2月20日の世界社会正義の日についてのニュースをお伝えします。また2月16日には、カナダ憲章についてのオンライン・タウンホール会議でお目にかかりましょう、そこでは来るべき変更と投票について再調査をすする予定です。

Scroll to top