全カナダ日系人協会 理事会の目的

全カナダ日系人協会理事会(全カナダ理事会;National Executive Board)では会員との連絡を密に取ることを信条にしており、他の日系人団体や個人が会員になるように奨励しています。
全カナダ日系人協会のウエブサイトに行くと、入会方法が分かります。会員になることにより全国のネットワークに繋がり、全国会議に参加したり、コミュニティー基金や他の寄付金をどのように受けるかも分かります。

会長報告
全カナダ理事会では目標計画を再検討し、2016年に向けて新たな計画を立てました。これは運営維持、資金源、プロモーション、長期計画、会員増加、リーダーシップ、後継者養成、プログラム、運営とネットワーキングです。

常時行っている全国の会員とのテレ・コンフェレンスは年一回の年次総会よりも、組織間の協力と運営参加に役に立っています。目標計画を具体的に実行するに当り、会長のケン野間と理事のジム鈴木は重要な役割を果たし、会員団体との連絡を維持しているからです。

加えて全カナダ理事会は各会員団体に対しリーダーシップを発揮し、全国における全カナダ日系人協会の存在を強化するため努めています。

副会長報告
トシ北川は全カナダ日系人協会の副会長として彼の広範囲に亘るビジネスの経験を活かしています。彼はアメリカ・ホーメル食品のカナダ日系コミュニティーに於ける主要連絡員です。このアクセスを通してGVJCCA (バンクーバー日系人協会) や他のメンバーにスパムが無料で提供され、「スパムむすび」を作ることが募金運動の重要な手段となっています。

全カナダ理事会と同時期の2015年5月30日にトシ北川はバンクーバーでアジア系高齢者が受ける人権問題に焦点をおいたフォーラムを企画しました。参加したBC大学、隣組、日系プレースのシニアやS.U.C.C.E.S.S.などがコミュニティー内の共通の問題点などを明らかにし、認識とそれへの対処方を分かち合いました。これに続くミーティングがさらに具体的な方法論とそれに続く行動へと発展して行く様期待されます。

トシは2015年9月、ビクトリアで催された年次総会で定められたコミュニティー・リニューアル基金委員会と全カナダ理事会との連絡係です。加えて彼は相方に有益な教育を目的とした、日系アメリカ人伝承プロジェクト「Densho – the Japanese American Legacy Project」に従事しています。また、全カナダ日系人協会の新規構想やプログラムを更に広範囲なコミュニティーに提供するため、今年の夏のパウエル街祭りに全カナダ日系人協会ブースを設ける準備も進めています。

会計報告
当組織の会計担当はケビン岡部で、財政管理、予算、行事報告をする責任を担っています。全カナダ日系人協会の投資はConnor, Clark and Lunn Private Capital Ltd.によって管理され、その管理の下に基金は4百50万ドルに成長し、これは平均年率9%の純益をあげています。

全カナダ日系人協会は過去数年の内に活動が著しく活発になり、会員数も増え、それと共に基金助成の要請も増えて来ています。当組織が直面するチャレンジは投資市場がかなり不安定な時期にコミュニティーや各団体の長期的な資金必要性を考慮しつつ、どれだけ年度内の要請に対応していけるかにあります。

秘書、コミュニティー開発報告
スーザン松本が秘書で、コミュニティー開発の委員長です。2009年以来、コミュニティー開発委員会は日系カナダ人コミュニティー内における建物、施設の分野に焦点をおき、支援を行ってきました。1年に一度、春に申請を受付、初夏に承認が発表されます。申請者は全カナダ日系人協会の会員でなければなりません。認定されたプロジェクトの要約は全カナダ日系人協会の会員のみアクセスできるウエブサイトに掲載されます。

委員会はスティーブ・セラー;レイクヘッド日系文化協会、カナ根本;マニトバ日系人協会、みちこ矢野・シャトルワース;トロント全カナダ日系人協会 です。

法令と決議委員会
委員長は全カナダ理事会ディレクターのリリアン中村マグアイヤで、委員はスティーブ・セラー(レイクヘッド日系文化協会)、モーガン・エランダー(カムループ日系人協会)です。委員会では条例を再検討し、推薦した変更は2015年の年次総会で可決されました。

目的

・年次総会における動議や特別総会が合法的であることを保証する

・全カナダ理事会または会員から提案された全カナダ日系人協会の規約、法令、条例を検討し、会員に提示するため全カナダ理事会に推薦事項を提供する

当委員会にもう一人委員が必要です。更なる修正が見つかりました。

重要:会員は現在の条例を検討し2016年3月31日迄に全カナダ理事会に推薦する変更を知らせて下さい。これらの変更修正は「法令と決議委員会」で吟味された上で、2016年の年次総会に提出されます。

ヘリテージ委員会
全カナダ理事会のリサ上田を委員長としたヘリテージ委員会は、BC公園課とパートナーになりマウント・ロブソン公園にイエローヘッド・ブルーリバー日系人収容所と道路キャンプを示すサインを更新し、移転させます。2017年はBC州における日系人収容の75周年にあたり、それに合せてサインの除幕式をしたく、当委員会とBC公園課ではこのプロジェクトをそれまでに完成したいと思っています。この為の調査は進行中で、当委員会ではBC道路キャンプに関する情報、逸話、写真などを探しています。

委員会は5名からなり、リサ上田(バンクーバー)、ノリーン黒山(トロント)、リリアン中村マグアイヤ(ホワイトホース)、ケビン岡部(カルガリー)、ブライオン・ウイルファート(トロント)です。

メンバーシップ委員会
当委員会はバレリー星崎ノーディン(ウイニペグ)を委員長とし、補佐はトレイシー鈴木(ウイニペグ)、ビビアン・リグネスタッド(バンクーバー)です。当委員会の責務は下記の通りです。

・新会員を勧誘する(個人、サポート、正会員)

・現在の会員を維持する

・会員の存続をモニターする

・全カナダ日系人協会会員としてふさわしいか、会員申込者を選考する

去年だけでも全カナダ日系人協会は新しい団体(ナナイモ、リジャイナ、日系ナショナル博物館)を受け入れました。今年も新会員を増やし、カナダ唯一の全国日系人協会としての世評を維持したいと思っています。

青年リーダー委員会(JCYL
青年リーダー委員会はレン伊藤(トロント)、アンジェラ・クルーガー(バンクーバー)、ブライアン・トムリンソン(オタワ)、マッケンジー佐藤(ウイニペグ)、ジェシカ・ホワイトヘッド(トロント)、みちこ梶田(カルガリー)からなり、委員長はリサ・ショーンホッファー(オタワ)です。毎月のミーティングはスカイプで行われ、エドモントン、その他の小さい日系コミュニティーからの代表者を探しています。

JCYLの地域主導への基金助成は2016年4月に開始します。申し込み用紙はウエブサイトに公示され、締切日は2016年6月です。詳細は追って春に提供されます。また青年リーダー達が全国に連携出来るプロジェクトに付いての意見を出し合う様に考えています。

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